これもギャンブル依存症のなせる業なのでしょうか、生前、私の母親はパチンコにどっぷりと浸ってしまいました。
1日に10万円も負けても平気な顔をしていました。
父親は、その状態をパチンコ屋で見ていて、顔を青くしたそうです。
母親は男のくせに度胸がないと父親にいったそうです。
母親は70歳を超えても、遊び歩く癖が抜けず、パチンコ屋からの帰り道に交通事故に遭いました。
それで、しばらく入院していたのですが、症状が悪化して一昨年の夏、帰らぬ人となりました。
消費者金融から多額のお金を借りているのを知っていたので、すぐに家庭裁判所に出向いて、相続放棄の申述書用紙をもらい、それに記入したあとで、裁判所に提出いたしました。
裁判所の審査はとても厳しいもので、呼び出されて事情聴取を何度もやられました。
数カ月もかけて、あまりのしつこい取り調べに業を煮やした私は、受理してもらわなくても結構ですと申し上げました。
それからしばらくして、郵送で相続放棄の申述書の受理が知らされて来ました。
結構大変でした。